【シンガポール2020 vol.2】<満員御礼>新年手作り味噌イベント in シンガポールを開催しました!

先日1月31日(金)、2月1日(土)は

2020年を味噌でお祝いしよう!新年手作り味噌イベント in シンガポール /
Happy New Year!Homemade Miso Making Event in Singapore

を開催いたしました。

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こんにちは、AND KOKOROKITCHEN主宰 えとみほです。   この度、1月31日(金)&2月1日(土)にシンガポールにて新年味噌作りイベントを開催いたします! そして今回はなんと!!週末料理教室こころキ[…]

 

週末料理教室こころキッチ時代から大変お世話になっている創業150年・長野県糀屋本藤醸造舗の本藤社長ご夫妻を直々にお越しいただき、開催した今回のイベント。

なんと募集開始約1週間で60名近くの方にお申し込みいただき(今回は日本人の方が約7割、シンガポール人の方が約3割でした)、満員御礼で当日を迎えることができました。

 

(イベント前に日本からもってきた大豆を鍋で温める様子)

 

まずは1日目。

国産の素材にこだわり、創業当時より受け継がれた伝統製法で信州みそを作り続けられている本藤社長。

社長の手造り味噌や日本の発酵文化継承にかける並々ならぬ想い、また豊かな自然や古い歴史溢れる日本や長野県の魅力がきっとご参加の皆様にも伝わったことと思います。

>糀屋本藤醸造舗さんのこだわりについてはこちら

 

また実際に皆さんに3種類の味噌の食べ比べもしていただきながら、味噌の作り方や種類についても深めていただきました。

 

 

シンガポール人の方には、英語での通訳対応も。

シンガポール在住10年・発酵マイスターの資格もお持ちのめぐみさんが対応してくださいました。

 

 

それではいよいよ味噌作りのスタートです!

今回は普段本藤さんたちが使われているこだわりの材料たちを、長野県から直接持ってきていただきました。

(大豆・糀は長野県産、塩は沖縄県産のもの。ただし今回、お水だけはシンガポール産?です。)

豆、糀、塩、それぞれ少しずつ味見していただき、「味噌がこんなにシンプルな材料で、こんな風にできるなんて全然知らなかった!」と驚いていた方もたくさん。

皆さん本当に熱心に、メモや質問もしてくださいました。

 

全て混ぜ合わせたお味噌はまだつんつんとした塩気のある状態ですが、ここからしばらく発酵させていくと塩気のかどが取れ、甘みや旨味、香りが生まれていきます。

通常日本ですと発酵の期間は3ヶ月〜半年以上かかりますが、シンガポールは気温が高いのでおそらく1〜2ヶ月ぐらいで完成の予定。

今回私も初めてシンガポールで味噌作りをしたので、皆さんと一緒に様子を見ながら完成を楽しみに待ちたいと思います♪

 

 

お昼ご飯は、会場のHealthy Soba IKIさんより、本藤さんのお味噌を使った今回のイベント限定・特製味噌そばをご提供いただきました。

魚介の香りもきいた味噌ラーメン風のスープとトッピング。でもお蕎麦なのでとってもヘルシーであっさり。

素晴らしい味噌そばランチを本当にありがとうございました!

 

 

続いて2日目の様子。

この日は日本の食が大好き!というシンガポールの方もたくさん参加してくださいました。

 

 

またこの2日間共に、ご家族で参加いただいた方も多く、「子供にもぜひ味噌作りを体験させたかったんです、貴重な機会をありがとうございます!」と嬉しいお声もたくさんいただきました。

五感を活かして楽しめる味噌作りは、小さいお子さんにとってもとても良い学びの機会にもなりますよね。

皆一生懸命、夢中になって豆を潰している様子が本当に可愛かったです。

 

 

一つ一つ机をまわって、全員の味噌の固さや加える水の量を確認する本藤社長。

家に帰ってからの味噌の保管方法も丁寧に教えてくださいました。

 

(味噌の袋の縛り方にもコツがあるそう!)

 

また昨年5周年を迎え、今年6年目となるHealthy Soba IKIのオーナー野口さんからも、ご挨拶をしていただきました。

5年前はまだ日本の蕎麦や、ヘルシーな食事自体も、シンガポールではほとんど認知がないような状態でしたが、この数年間で関心を持つ方が非常に増えてきたとのこと。

今回イベント参加いただいた方々の中には普段IKIさんのリピーターさんである方も多く、シンガポールで0からこのような場を作ってきてくださった野口さんに心から感謝したいと思います。

 

 

本藤社長からは、味噌や醤油を作る木桶職人が今まさに日本からいなくなってしまいそうな状況であること、またそんな状況を脱すべく木桶職人復活のためのプロジェクトも日本で動いていることなどもお話いただきました。

職人醤油 - こだわる人の醤油専門サイト

木桶と木桶職人を増やすために、メーカーや業界を横断した取り組み。毎年1月に小豆島で新桶づくりをしています。…

 

弊社でも日本・海外問わず、日本の昔ながらの伝統製法や食文化について少しでも多くの方に興味を持っていただき、また盛り上げていく力となれればと思います。

まずは百聞は一見に如かず。

ぜひ皆様も機会があれば、実際に木桶での味噌作りをされている、長野県須坂市の本藤さんの蔵とお店を見学に訪れてみてくださいね。

 

 

<参加者様からのご感想>

・海外で日本文化に触れることができ、とてもいい経験になりました。

・本藤社長の熱い熱い思いを聞きながらのお味噌作り、美味しいお蕎麦、日本食についての学び・・・とてもとても贅沢な時間でした!またぜひこんなイベントがあったら参加してみたいです!

・本藤さんご夫婦のお人柄が素晴らしく、長野に行ったら須坂に寄りたくなりました。ありがとうございました。

・非常に味噌について詳しくお話をしていただき、元々長野に住んでいながら全然知らないことが多く、また実際に作ってみることで今後発酵食品について学ぶ機会となりました。

・子供と念願の味噌作りにこのシンガポールで参加できて嬉しく思います。ありがとうございました。

・出来上がる前の味噌を食べたことがなかったので、発酵前後の違いを感じれて楽しかったです。味噌にかける熱い思いに触れて、職人さんたちが一生懸命作られているんだということを実感し、美味しい味噌が食べられることにありがたいと思いました!!

・とても楽しいイベントでした。子供と参加したのですがゆっくり丁寧に教えていただいて大満足です。お味噌ができるのを楽しみにしています。

・It was very informative and helpful. I will try making miso myself.

・Wonderful event! I appreciated that it was taught in Japanese and English. I look forward to future events.

・I think it was great! I learnt a lot.

 

他にも多数、ご感想をいただきました。

 

(イベント限定販売のお味噌・糀も大好評!あっという間に売り切れとなりました。)

 

私自身もまさにそうなのですが、海外に出るとより日本のことが知りたくなる。日本の食文化に誇りを持てるようになる。

そして日本の”MISO”は世界でも浸透しており、シンガポールの方々も日本の発酵食品に非常に興味を持ってくださっていることを強く実感しています。

 

これからもシンガポールを中心に、世界で日本の発酵食品の素晴らしさを知っていただける機会を作って参りたいと思いますので、ぜひ一緒に楽しんでいきましょう^^

2日間ご参加いただいた皆様、この度は本当にありがとうございました!

 

(今回のイベント運営メンバーの皆様と。長野から大荷物を持ってきてくださった本藤社長ご夫妻とご友人の吉田さん、通訳対応いただいためぐみさん、マレーシアからこのイベントのためだけにお手伝いにきてくれたこころキッチンプランナー小花みささん、そして受付やカメラマン対応してくれた夫。ご協力いただき、本当に本当にありがとうございました!)

 

>>本藤さんHPのレポートはこちらです

発酵」という過程を持って食をそだてていく味噌作りのような体験講座は、 そして日本の文化や歴史や、そういった背景にまで思い…