【妊娠・出産vol.26】一生忘れない一夜。初めての出産を振り返る。<ヒプノバーシング出産レポ・前編>

こんにちは、AND KOKOROKITCHEN主宰 / 海外起業家夫婦 江藤三穂(えとみほ)です。

 

先日1月17日の出産報告には、本当にたくさんの方からメッセージやコメントをいただきました!

皆様、本当にありがとうございます。

 

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そして出産2日後には病院も退院(改めて健康な自分の体に感謝です)、いよいよ新生児育児がスタートしバタバタとした毎日を送っておりますが、

記憶が鮮明なうちに、初めての出産、一生忘れられない一夜のことを記録しておこうと思います。

 

 

「あれれ・・・?」

これまで感じたことのないきゅーっとお腹が締めつけられる感覚、しかも一度ではなく定期的に訪れる感覚で目が覚めた1月16日の朝。

 

その1週間ほど前から、前駆陣痛と思われる子宮の軽い収縮や下半身のだるさを時々感じており、

これが「これが波(陣痛)かしら・・・!?」と毎回ドキドキしながら過ごしていたのですが、その時は空振り。笑

 

※私が学んだヒプノバーシングでは”陣痛”という言葉を使わず、”波”という表現を使います

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でもそのおかげで、心の準備はある程度事前にできていました。

 

そして10時ごろトイレに行った時に、おしるしと思われる少量の出血を確認。

冷静に、「ああ、もうすぐだな」と自分の中でスイッチが入り始めるのを感じます。

 

 

そして16日お昼過ぎ。

引き続き定期的に訪れる波、波と波の感覚を測ってみると約10〜12分。

少々だるさはあるけれど、でも普通にいつも通り歩ける、動ける。ご飯もおやつも食べられる。

 

・・・という感じだったので、これが本当の波(陣痛)なのか、まだ心からの確信は持てず。

 

とりあえず、波の感覚が3分感覚になるまでは家でリラックスして過ごしましょう、とヒプノバーシングの講座で学んでいたのと、

助産師さんから「陣痛が長引く方にはしっかりウォーキングもしてもらうんですよ」と聞いていたので、

まだしばらく焦る必要はないな、と判断し、ひとまず夫と10分×4本の超早足ウォーキングメニューを真面目にこなす。笑

(今思うと、よく行ったなあと思うw)

 

 

そして16日陽が落ちた頃、波の間隔は8〜10分に。

ひとまず、助産師さんに電話で現在の状況を伝える。

このまま夜病院へ行くことになる可能性に備え、早めにお風呂に入り、夕飯を食べる。

 

そして夕飯後は、ヒプノバーシングで学んだ通り、ひとまず明かりを暗くして、リラクゼーションの音楽をかけて部屋でゆっくり。

 

不思議と心は冷静。

ただただ、自分の呼吸や感覚に集中する。

 

夫がお茶や水を部屋に持ってきてくれる。

徐々に波の感覚が4〜5分になる。

 

ここでもう一度、助産師さんに電話。

「心配だったら病院にもう行くこともできますが、波が強くなったり、何か変化を感じるまではもうしばらく家にいても良いですよ。」とのこと。

病院は家から5分もかからずいける距離にあるため、焦らずもうしばらく家にいることに。

 

 

そうしていく中で、押し寄せる波がどんどん強まっていくのを顕著に感じるようになる。

 

波に合わせて、ヒプノバーシングで学んだカーム呼吸、サージ呼吸を実践する。

 

ちなみに、波が来ている時にバースパートナー(=夫)にやってもらうと良い、というマッサージもいくつか2人で実践してみたけれど・・・

誰かに触ってもらうよりも、結局自分1人で椅子に座っているのが一番楽だったので、夫には横で終始見守ってもらうことに。

(せっかく練習もしたのに、ごめんね。笑)

 

 

ぎゅーっと、きゅーっと押し寄せては、40〜50秒ほどで消え去っていく。

そしてまた、押し寄せる。

それはまさに、「波」という言葉そのもの。

 

ああ、私の体には、こんな機能がプログラムされていたのか。

不思議だなあ。人体ってすごいなあ。。

 

あっという間に30分、1時間、2時間・・・

長いような、短いような、ただただ波に身を任せ続けた時間・・・

 

 

その時の私は、これから訪れようとしている時間に決して怖さは感じていなかったけれど、

それでもやっぱり未知故のわずかな不安と、でもどこか「ああやっとか」という妊娠期間の終わりが見えてきた安堵感も感じていて。

 

そんなふわふわとした気持ちを味わいながら、

「いつ病院へ行けばよいんだろう?」
「もう一度助産師さんに連絡すべきかな?」

波と波の間には、残る理性と頭で冷静にこの状況を分析している私もいた。

 

 

そして3〜4分間隔で押し寄せる波が、私の顔をしかめさせ、最中はもう動くことも普通に息をすることさえもできず、ただただ去りゆく瞬間を待つ・・・

そこまでの大きさになった時、心に決めた。

 

「病院へ、行こう!」

 

夫に伝え、助産師さんにも電話する。

入院グッズと共に車に乗り込み、母の運転の元、深夜の道を走る。

 

病院に到着すると、真っ暗な玄関へ病院スタッフの方が迎えてくれた。

 

コロナの関係で夫1人しか立ち会い&病院に入ることはできないので、母はドアの外でさよなら。

靴を脱ぎ後ろを振り返った時に、ドアの向こうに心配そうな母の顔がちらりと見えたが、もう声をかける余裕も手を上げる余裕もなく、波と波の合間に足を動かすことだけに専念。

 

そして、いざ病院の中へ。

 

日付は変わり、時刻は1月17日1時過ぎのことだった。

 

次の記事へ続きます。