マレーシアで突然の体調不良→緊急外来に運ばれ、3時間で自主退院した話。

こんにちは、AND KOKOROKITCHEN主宰 / 海外起業家夫婦 江藤三穂(えとみほ)です。

 

一昨日、まるでドラマのような出来事が突然起こりました。

これからの私にとってすごく意味のある出来事と感じているので、少し長くなるかもしれませんが備忘録のため、記録しておきます。

もしよろしければ、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 

一昨日の夕方、夫とホテルのラウンジで仕事しての家への帰り道、タクシーの中。

少々気を張って対応することがあって(といってもメール対応ですが)、「ちょっと疲れたな、帰って夕飯作るの面倒だな。。。」と思っていたら、

なんだか急に息がしにくくなって、胸がドキドキしてきて、いつもとは全く違う違和感が。

 

「すみません、ここで止めてください!!」

タクシーを途中で降りて、近くのホテルのロビーで一旦休ませてもらうことにしました。

 

 

・・・が、すぐにはなくならない違和感。

ちょっと楽になったと思ったら、また呼吸が浅くなり、動悸がして、息が存分に吸えないような波がやってくる。(うまく表現できないのですが)

体がすごくこわばって、全身緊張状態にあるのがわかる。

 

冷房のきいた室内にいるよりも、外の方が温かくて良いように感じ、ホテルの外へ出てゆっくり体を動かしながら深呼吸。

リラックス、リラックス、と心の中で自分に声をかける。

 

・・・でもまた、しばらくすると新たな波がやってくる。

 

そんな私を見て、行ったことのある私立病院の日本語窓口に夫が急いで電話をかけ、

「もしも良くない状態が続くようなら、(夜なので)緊急外来に来てください」とのこと。

 

すぐに治まりそうになかったので、もう一度タクシーを呼び、とにかく一度病院へ向かうことにしました。

 

 

しかし、夕方になるといつも渋滞になるクアラルンプールの街中。

後ろの座席に横になりながら(夫は前の助手席に)、なかなか前に進まない時間にこんなに不安になったことはない。

その不安がまた息苦しさの波を呼び起こす感じがして、深呼吸しながら、必死で「大丈夫、大丈夫」と心の中で唱え続ける私。

 

そしてやっと、病院のemergency病棟に到着。

先ほど電話にも出てくれた日本語通訳の方(面識もある方)はもう帰宅されていたのですが、電話越しに病院スタッフの人と通訳をしてくれながら、

人生で初めて車椅子に乗ってベッドまで運ばれ、ふらふらになりながらも横になりました。

 

(写真はイメージです)

 

そこから・・・

血圧を図る装置を指につけられ、酸素のチューブを鼻につけられ、ピッピッピッ・・・と定期的に聞こえてくる機械の音。

まさに「何かのドラマで見たことある」ような状態に。

日本でも、こんな風に緊急外来に行ったり、入院したこと一度もないのになあ。。。

 

問診には片言の英語で回答したり、夫が何度も日本語通訳スタッフの方にヘルプの電話をかけて、「ドクター→通訳の方→私たち」「 私たち→通訳の方→ドクター」で会話。

ドクターが聴診器を体にあてたり、血液検査もされたり、超音波で心臓、肺、足の付け根、膝の裏などのチェックもされる。

 

・・・が、結果的に全て正常、今のところ特に異常は見つからない、とのこと。

また私も息苦しさと動悸以外、痛みを感じるなどは一切なく。

 

そうこうするうちに徐々に私の呼吸も落ち着いてきて、

横でひたすら心配そうにしている夫に、「多分もうちょっと休めば大丈夫」と自分から言えるように。

 

また途中トイレに行きたくなって、何度か車椅子でトイレまで運んでもらったのですが、そんな中でも、

 

「病院のスタッフの人って本当にすごいな・・・」

「緊急病棟ってこんな風になってるんだな・・・」

「なんかすごい経験だな・・・家に帰ったら早速ブログに書こう・・・」(←これはもはや性分w)

 

周りへ感謝したり、病院の様子を見る余裕も少しずつ出てくるようになりました。

 

(ちなみに、緊急外来のスタッフの皆さん本当に親切で、病棟もピリッとした空気というよりはマレーシアらしい大らかさ?もあって。トイレに行く時、ちらりとスタッフの人たち同士で談笑しているような様子も見えたりしました。)

 

(写真は、別の機会に病院に行った時のものです。マレーシアの医療は日本と同じくらい充実していると言われています、施設もとても綺麗です。)

 

そうしてしばらく休んだ後に、ドクターからのお話が。

 

「今のところ、特に目に見える範囲での異常は見られない。

ただ超音波ではわからないけれど、もしかしたら小さな血の塊があったりした場合、肺塞栓(肺の血管が突然詰まる病気)などの症状を起こす可能性がある。

念のため、X線などの精密検査や、まずは今夜一泊検査病棟に入院して経過観察をすることを勧めますがどうしますか。」

 

これを聞いた時、私が瞬間的に思ったのは「入院は必要ない!」でした。

 

少し休んで、呼吸も深くできるようになってきたこと。

現在特に異常はなし、あくまでリスクの可能性がないかを見るための検査・入院の勧めであること。

 

そして何より。

 

今私の体は緊張して、すごくこわばっている。
足先もすごく冷えて、血の巡りも悪くなっている(病院はかなりクーラーもきいていた)。

それが呼吸を浅くしている。

だからとにかく今一番自分に必要なことは、温かいものを飲んで、温かいお風呂に入って、体を芯から温めること。
そして体をリラックスさせて、緩ませることだ!!

 

そう自分の心と体が叫んでいるのを感じたのです。

 

なので一瞬迷いもありましたが、夫とも相談し、「自己責任の元、退院します。今日は家に帰ります。」とドクターに伝えました。

またその旨をサインもして、夫が会計やタクシー手配をしてくれて、深夜12時すぎにようやく家に帰宅しました。

 

そこからゆっくりゆっくり呼吸しながら、熱いお湯に浸かり、夫が入れてくれたハーブティーを飲み。

少しずつ、少しずつ、緊張が解け、自分の体がほぐれていくのを感じました。血が全身に回り始めていくのを感じました。

 

交感神経が完全に優位になっていて、横になってもしばらく全然寝付けなかったけど・・・

ふと目を覚ますと、もう朝になっていました。

 

 

・・・と、こんな突然の出来事がありながらも、

翌日翌々日と家でゆっくり休み、今はもう体調はしっかり回復しています。

 

病院にあのままいても、きっと体も冷え切って、緊張も解けなかっただろうから。

自分の心と体に従って、あの時退院を決断できて本当に良かった、と思っています。

 

そして、体も緩み、深く呼吸ができること。

この出来事を、今となっては一つのネタ?として、こうやってブログに書けること。

 

そんな当たり前のことが、こんなにも幸せなことだったのか、ということ。

そして改めて、ずっとサポートしてくれた夫や、病院スタッフの方、日本語通訳の方、タクシーのおじさんにただただ感謝でいっぱいです。

 

本当に本当に、ありがとうございました。

 

 

最後に、この出来事をちゃんと学びに変えるために、まとめを。

 

今回の出来事は、私にとってこれまで以上にさらに深く、“健康”“心と体の繋がり”について、想いを深めるきっかけとなりました。

それが私にとって一生向き合っていきたいテーマなのだな、ということも確信しました。

 

これまでも食事や日々の生活習慣も大切にしていたし、決して無理はしていなかったと思う。

でも、それが確実なものに、より一層揺るぎないものになったという感じ。

 

だから、今まで実践してきたことの継続&強化も含め、さらにこの4つのことに力を入れていきます!

 

1. 病院や薬に頼らない健康な心と体をキープするために、日々の生活習慣(食事・運動・睡眠・ストレスを貯めないなど)を大切にすることを自分にとっての最重要・最優先事項にする。

→これを基準に、仕事やライフスタイル、お金の使い方etc…全てを選んでいく。

 

2. 24時間働き続けてくれている自分の心と体、細胞に毎日感謝の想いを伝える。

→毎日10個書き出している感謝ワークの中で、一番最初に必ず書くようにしました。

 

3. それでも万が一、病院に頼らざるを得ない時も、自分の心と体の声を聞くことを忘れないようにする。

→もちろん、現代医学やスタッフの皆さんへの感謝も忘れずに。

 

4. 私たち1人1人が心・体・魂が調和して生きられること(=well-being)、そして地球貢献、全てを実現する。

→私たち夫婦自身のライフスタイルをもって、心の在り方や食の大切さ、具体的な働き方・生き方の提案を発信する。そして事業や投資を通して形にしていく。

 

あとは・・・どんなに気をつけていても、やっぱり人生いつ何が起こるかわからない。

だから絶対に後悔しないように、この1日1日を大切に真剣に生きていこう!!!

 

 

自分が本当に大切にしたいことを明確にしてくれた、そして全てへの感謝の想いが深まった、そんな忘れられない夜となりました。

 

私の心と体、色々なことを教えてくれて、そしてちゃんと健康を取り戻してくれて本当にありがとうございました。

そしてお世話になった方々、ご心配くださった方々、本当に本当にありがとうございました。

 

健康こそが、全ての土台。

これからもこの出来事を忘れずに、毎日を過ごしていきます。

 

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。