こんにちは、AND KOKOROKITCHEN主宰 / 海外起業家夫婦 江藤三穂(えとみほ)です。
昨年の秋からずっと日本に帰れていないこともあって(コロナがなければ春頃に一度帰りたかったのですが・・・)、最近とてもとても、日本の食が恋しいです。
お値段は少々するけれど、基本何でも日本の食材は揃うマレーシア、クアラルンプール。
日々の生活に困ることはないし、とても便利な街ではありますが、
でもコロナの影響か、今どのスーパーにも本みりんが置いておらず(みりん風調味料はあるけれど)、最近甘みはメープルシロップなどで代用していたり、
麹は残念ながらどこにも売っていなかったり涙、
味噌・酢・醤油・・・全般的に調味料類の種類も限られていたり。
調味料は素材がシンプルなもの、昔ながらの製法で作られたものにこだわりたい。
自分が本当にいい!と思うものを選びたい。
ここだけは絶対譲れない、妥協できない私にとっては、欲しいと思う日本の調味料がすぐ手に入らないことだけが時々唯一のプチストレス?だったりします。
でも・・・本日、ついについに、夫のお義父さんとお義母が送ってくれた食材たちが日本から届きました!
嬉しすぎて、思わず記念撮影。笑
・切り干し大根
・細切昆布
・花がつお
・ゆば
・無添加出汁パック
・井上古式醤油
・角谷文治郎商店 三河みりん
・ヒカリ オイスターソース
・オーサワ 中華だし
・京都のお味噌3種(白味噌・赤味噌・合わせ味噌)
ああもう、嬉しすぎる〜〜〜〜〜!!!!!
これで作れるものがかなり広がるよ〜〜〜〜〜!!!!!
お義父さん、お義母さん、本当にありがとうございます。涙 (朝から1人で大興奮)
ちなみに最近お味噌は、こちらの2年前に仕込んだ手作り豆味噌と、今年1月にシンガポールで仕込んだ長野県・糀屋本藤醸造舗さんのお味噌を使っていました。
でも、さらにバリエーションが増えてとっても嬉しい!
先日1月31日(金)、2月1日(土)は 2020年を味噌でお祝いしよう!新年手作り味噌イベント in シンガポール / Happy New Year!Homemade Miso Making Event in Singapore […]
最近では、あまり食欲がない私に夫が作ってくれた「卵おじや」や、それからツルッとさっぱりしたものが食べたくて作った「冷や汁」が本当に本当に美味しくって、
改めて出汁の香り、栄養の素晴らしさを感じたり。
いつも気温は一定、1年を通して季節の寒暖差はほぼないマレーシア。
でも日本の様子を聞くたびに、この梅雨の季節ならではの梅の香りを思い出したり、
これから日本は暑くなるから、ミョウガや大葉やねぎ、たっぷり薬味をかけて、うどんや素麵も食べたいな。なんてふと思ったり。
それからとびっきり美味しいお刺身も食べたい。焼き魚や魚の煮付けも。
あとはお吸い物や茶碗蒸し、繊細な日本料理や、焼き鳥にモツ煮込み・・・居酒屋メニューも。
なんとも不思議なことに、日本を離れてからの方が日本の“食”がますます大好きになりました。
そしてその奥深さや、素晴らしさもますます感じられるようになりました。
(懐かしのこころキッチンのだしのとり方レッスンの様子)
もちろんマレーシアや世界にもお寿司屋さんや日本料理のお店はあるし、その土地ならではの料理を楽しめるワクワクもたくさん。
まだまだ世界中で、美味しい食に出会いたい。
でもやっぱり私の中には、30数年間日本で生まれ育ち培われた「日本人のDNA、日本人としての心」が揺るぎなく存在するのだと思います。
だからこんなにも、日本の土地でいただく日本の“食”を恋しく感じるのだと思います。
そして・・・
春夏秋冬、季節の移り変わりに合わせて変化する日本各地の郷土料理。
他の国の料理にはない、日本ならではの繊細さ、丁寧さ、こだわり、多様性。
昔からずっと受け継がれてきたおばあちゃんの食の知恵。
旬の食材、発酵食品、出汁・・・
日本の食文化をこんなにも豊かに愛おしく感じられるのは、料理教室「こころキッチン」の仕事を通して、私自身が一番勉強させてもらってきたからこそ。
ああもう、(我ながら)本当にいい仕事させてもらってきたなあ。
本当に、食や料理の知識は一生ものだなあ・・・
今日はただひたすら、日本の食への想いを語ってしまいましたが、
コロナの状況がもう少し落ち着いたら、久々に日本へ帰国するのが今から本当に楽しみ。
そして世界に出て、こんな気持ちや気づきを感じられたことも、また大きな宝物。
これからも色々な国や世界をこの目で見ながら、日本について考える時間、感じる時間もずっと大切にしていきたいと思います。
そしてこれからももっともっと、日本の食や歴史、そして文化についても深めていきたいと思います。
(昨年秋に京都に行った時の写真です)
それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました。