こんにちは、AND KOKOROKITCHEN主宰 / 海外起業家夫婦 江藤三穂(えとみほ)です。
11月からしばらく日本へ帰国するため、10月はマレーシアグルメ食べ納め月間!
何度も行っているお気に入りのお店をどんどんご紹介していきたいと思います。
まずはクアラルンプールでニョニャ料理を食べるならぜひオススメしたい、Limapulo Baba Can Cook。
クアラルンプールの中でも珍しいお洒落なリノベーションスポット、The Rowというカフェやレストランが連なる施設の中にあります。
店内もレトロでとてもお洒落。
日本から遊びに来た方がいたら、ぜひぜひお連れしたいお店です。
メニューは写真を指差してオーダーすることもできます。
Limapulo Baba Can Cookで出てくる料理たちはそれぞれ他のお店でも味わうことはできるのですが(ラクサ、ナシレマ、デザートなど)、
クアラルンプール内で伝統的なニョニャ料理を一通り楽しめる、かつお店の雰囲気も落ち着いていて、味も洗練されているという面では、個人的にやっぱりここが一番だなあと思います。
ちなみにニョニャ料理とは、中華料理をベースに様々なマレーシアの香辛料やハーブが使われた料理。
15世紀後半にマレー半島へ移住してきた中華系移民の男性(ババ)と地元のマレー系の女性(ニョニャ)が結婚したことで生まれたマラッカ発祥の料理です。(プラナカン料理とも言われます)
先日行った時は、ニョニャ料理定番のメニューを選んでみました。
まずはこのお店の名物、Nyonya Laksa(ニョニャラクサ)!
お昼時に行ったのですが、ほとんどの人がニョニャラクサを頼んでいました。(月・水・金・土の曜日限定みたいです)
様々なスパイスやハープのきいた辛すぎない辛味、そしてココナッツミルクでまろやかさも加わったスープが麺に良く絡んで本当に美味しいんですよね。
この奥行きのある複雑な辛味は、本当にニョニャ料理ならではだと思う。
それからマレーシアの料理といえば必ず名前の上がるポピュラーなメニュー、Nasi Lemak(ナシレマ)。
ココナッツミルクで炊いたごはんに、キュウリ、揚げた小魚、卵、ピーナッツ、そしてお店特製のサンバルソース(辛味ソース)が添えられているのが定番。
お店によって盛り付けや味もそれぞれ異なっていて面白いです。
こちらも定番中の定番、Fried Kangkung Sambal Belacan(カンコン ブラチャン)。
カンコンとは、日本語で空芯菜のこと。空芯菜を「ブラチャン」というエビを発酵させた調味料で炒めたメニューで、他のお店でもサイドメニューとしてよく見かけます。
エビの風味がきいていて、ごはんがよくすすむ味です。
こちらは前菜にぴったりのPai Tee(パイティー)。
パリパリに揚げられたパイの器に、甘辛く煮た大根の千切り、人参、エビなどが詰められています。
また以前別の機会に行った時には、ピーナッツソースの美味しいSate(サテ)や、
そら豆のようなペタイ豆と呼ばれる豆とイカの炒め物Sambal Petai Sotong(サンバルペタイソトン)なども頼んでみました。
もし今度行く機会があったら、他の煮込み料理やカレーもぜひ試してみたい・・・!
そして最後のデザートは欠かせない。
辛味のある料理が多いので、必然的にデザートを頼みたくなります。笑
私がここに来たらいつも頼むのは、このSago Gula Melaka。
サゴパール(タピオカ)のプティングにグラメラカ(椰子のシュガー)のシロップとココナッツミルクを合わせたマレーシアの代表的なデザートなのですが、
シンプルだからこそまた何度でも食べたくなる味です。ぜひお試しを!
(平日のランチタイム、気づくとお店は人でいっぱいに!)
これからも伝統的なニョニャ料理を味わえるお店として、ずっと変わらずにそこにあってほしいお店です。
本当にご馳走様でした!
Limapulo: Baba Can Cook
50, Jalan Doraisamy, Chow Kit, 50300 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur