こんにちは、AND KOKOROKITCHEN主宰 / 海外起業家夫婦 江藤三穂(えとみほ)です。
前回の記事からの続きです。
(少々グロテスクな表現もありますので、ご興味がある方だけお読みください。)
妊活を初めてすぐ妊娠を確認できたのも束の間、その2週間後、妊娠7週目の始め頃に、突然少量の出血がありました。
あれ??なんだろう??
そしてその翌日、さらに続く出血。
最初は妊娠初期に見られるものなのかな?と思っていたのですが、どんどん血の量が増し、トイレに行く度に確認する大量の出血。生理用のナプキンが何枚も必要なほどに。
さらにお腹の痛みも感じられるようになり、ぐったり横になって休む・・・も回復せず、度々下痢のような症状も。
妊娠、大丈夫??もしかしてここで止まってしまうの??
さすがにこれは異常だと思い、その日は日曜日だったので翌日病院へ行くことを決意。
そんな中・・・もうその日何度目かわからない駆け込んだトイレの中で便器を見た時、親指ほどの大きさの血の塊のようなものを見つけました。
触ると、プニプニとした柔らかい感覚のする物体。
ああこれ、赤ちゃんだ。私、流産したんだ。
見た瞬間、すぐにはっきりとわかりました。
でも心のどこかで信じたくない気持ちもあって、色々ネットで検索もしてみたけれど・・・でも直感のようなもので、間違いなく流産したのだ、と感じてもいました。
そして出てくる涙。
やるせない気持ち。どこにもやり場のない気持ち。
妊娠って当たり前じゃないんだな。
こんなにもすぐ、終わってしまうなんて。。。
でもしばらくすると・・・不思議なことに、私の中から悲しみとは全く別の気持ちが湧いてきたのです。
それは、深い深い“喜び”や“感謝”とも言える気持ち。
“慈愛”という言葉がしっくりくるような、静かに染み渡る気持ち。。
私の体は、ちゃんと自然のリズムに従って動いているんだ。
このままだと赤ちゃんは生き残ることができない、そう判断したからこそ、ここで流産という形で赤ちゃんを排出するために機能したんだ。
体ってすごいなあ。ちゃんと自分にとって必要なものをわかっているんだなあ。
だから大丈夫だ。何も責める必要も、悲しむ必要もない。
私の体がちゃんと動いているとわかった、それだけで奇跡じゃないか。感謝じゃないか。
だから、安心して待とう。
必ずまた必要なタイミングで、また赤ちゃんはやってきてくれる!!
(こちらの記事は、流産後すぐの気持ちを綴ったものです。)
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ネットを見ていると、流産経験後、
「悲しくて仕方なかった」
「しばらく立ち直れなかった」
「自分を責め続けた」
そんな方も本当に多くいらっしゃるようです。
私にとっても、間違いなく悲しく、もう起きてほしくない経験です。
でもなぜかこの時はすぐに心が切り替わり(無理やりとかではなく自然に)、感謝の気持ちを感じられている自分がいた・・・それは紛れもない事実で。
一瞬、私は不謹慎なのだろうか?そんな想いを抱いたりもした。
でも、そのまま丸ごと感じたまま全てを、私はこうしてブログに綴っておきたいと思いました。
そして、
これ以上、不必要にネットを見るのもやめよう。
私は私が感じるこの気持ち、この今起きている事実だけを大切にしていこう。
そう思い、その後も、実際に再び妊娠した後も、ネットでむやみに妊娠している人のブログや情報を見にいくことはしないようにしています。
翌日。徐々に出血も治り、お腹も痛みもほぼなくなった中で、病院へ行きました。
お医者さん曰く、やはり子宮の中には何も見られないとのこと。念のため血液検査もしましたが、妊娠の兆候は見られず。
予想通り、初めての妊娠は初期流産、かつ完全流産(=子宮内容物が完全に体外に出てしまった状態。子宮に残った内容物が完全に体外に排出されていない場合は、手術が必要なこともある)という形で幕を閉じました。
ただ初期流産になる確率は約8〜15%、6〜7人に1人が経験する非常に確率の高いものなのだそうです。
またその原因のほとんどは胎児側の染色体異常などにあり、母親の行動や体質が原因ではないとのこと。
そんな事実も、自分の心が整理された後では、すとんと素直に受け止められたように思います。
そして夫も、淡々と一緒に今回の経験を受け入れ、受け止めてくれました。
「みほちゃんが健康であることが一番やから^^」
何度もそう、言葉にして伝えてくれました。
最後に余談ですが・・・
体調が落ち着いてしばらくしてから、母に妊活を始めたこと、そして流産したことをさらりとメールしてみました。
すると、「私もあなたが生まれる前、同じことがあったよ。でも絶対大丈夫。」と返信が。
そんなことがあったなんて、全然知らなかった・・・!!
短い文章のやりとりだっだけど。
でもその中に、3人の娘を育てた母の大きな愛を感じ、「絶対大丈夫」の言葉に自然と涙が溢れてきたのでした。
*
・・・という訳で、赤裸々に私の経験をここまで綴ってきましたが、上にも書いた確率からも考えられるように、公表はしていなくても、妊娠初期に流産を経験した方は実は意外と多いのでは・・・とも思います。
そんな中で、もし大きく悲しみや責任感に囚われてしまっている方がいらっしゃったら。
私の経験や感じたことが、少しでも力になれたら嬉しく思います。
不必要に自分を責めないでほしい、
そしてまた次なる未来に向けて、自分の心と体をもう一度信じてあげてほしい。
ここに心からの想いを記しておきたいと思います。
長くなりましたが、今回のストーリーはここまで。
ちょっぴりシリアスな内容になってしまいましたが、お付き合いいただき本当にありがとうございました!
次の記事へ続きます。
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